1.2リッター直列3気筒のエンジンと48Vリチウムイオンバッテリーを組み合わせたFIAT初のマイルドハイブリッドエンジンです。6速電動デュアルクラッチトランスミッションには、21kWの電気モーター、インバーター、トランスミッションセントラルユニットが含まれます。エンジンと電気モーター間にはベルト式スターターがあり、エンジン再始動時などはエンジンスターターにかわりベルト式スターターで動きます。 このマイルドハイブリッドエンジンはエネルギー効率の最適化を図っていますが、最も寄与しているのが回生ブレーキです。下り坂や高速道路走行時、信号に差し掛かった際にアクセルペダルを離すと、エネルギー回生を行います。そのエネルギーは48Vの駆動用バッテリー充電 (容量約0.9 kWh)、電動走行や加速が必要な際に使用されます。また、48Vの駆動用バッテリーは回生ブレーキ以外でも車両停車時などに自動で充電されます。 さらに、エンジン始動時・クリープ時・後退時・渋滞など低速走行時・下り坂や高速道路走行時には、内燃機関をオフにし100％電気のみでの走行が可能です。（※常時ではなく50％以上の充電率など特定の条件を満たした場合のみ）電気のみ走行は時速約30kmまで、最長約1kmです。マイルドハイブリッドエンジンでゼロエミッションドライブができるのが特徴です。 このようなパワートレインを有する600 Hybrid最大の強みは燃費です。燃費は23.2km/ℓ(Base)、23.0km/ℓ(La Prima)を誇ります。